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うしおのぽろぽろ

推定お姉さん

2.腑に落ちない話


久々に「卵の緒」という本を読みました。
多分少し前に話題になったから名前だけでも知ってる人は多いんじゃないんでしょうか。
で、その「卵の緒」。私の記憶が正しければ私が中学受験をした7年前ぐらいに凄く流行って、受験問題としても色々な学校で出されていました。私も塾の先生に「一応読んどきなよ」と言われて読んだのですが、それっきり。七年ほど寝かしてしまい、久々にひっぱり出して読んでみたらこれまたおもしろい!
いや~なんでこんないい小説を寝かせといたんだろう。モッタイネー。

で、なんとなく中学受験のことを思い返してたら、未だに腑に落ちないことを思い出しました。

本命第一志望の問題で、ある小説が出ました。
主人公は二人兄弟の兄。ある日父が海で大きな蟹を捕まえて持って帰ってくる。主人公はその蟹の悲しそうな目を見ていてもたってもいられず弟を連れて蟹を救うために海を目指した。しかし家から海は子供だけじゃとても行けるような場所ではありません。
途方にくれた兄弟にトラックに乗ったお姉さんとお兄さんが声をかけてくれました。「あたしたちが蟹を海に連れていってあげるよ」
お姉さんに蟹を託した数日後、海の香りのする一通の手紙が届く。そこには下手な字で「ありがとう、海で家族と過ごしています」


と、兄弟だったか姉妹だったか、手紙の内容がこれだったかは忘れてしまいましたが大体の流れはこんな感じの小説でした。

で、ここからが腑に落ちない。

その小説の最後の問題。

『その手紙は誰が書いたでしょうか』

私は蟹、と答えました。今でも蟹だと思っています。

でも正解はお姉さんなんですって。なにそれ、夢がない。超夢がない!

「そんな夢の無い話やだ!」と当時の塾の先生にも、親にも抗議したんですが「いや、蟹が手紙かかないっしょ…」と突っぱねられました。なんだそれ!!!!!!


嗚呼、腑に落ちない。

ただそれだけのお話でした\チャンチャン/